縁ができた街を好きになり、通い、人を知ることからStapleの関わりは始まる。
活動単位は一つの建物ではなく、歩いて関係が見える『ご近所』。
Rooted
関係と運営が根づいている地域
日本橋・瀬戸田・長門湯本・函館・岡山・秋谷
Nihonbashi
日本橋
SOIL Nihonbashi Hotel, timsum, Parklet Nihonbashi, Staple, Pizza Tane, and more
「日本橋には、日本中のローカルが集まっている」
モノもヒトも絶えず行き交い、まちの姿も変わり続ける東京では、その土地ならではの温度やにおい、風土を感じることは難しいのかもしれません。けれど日本橋は、古くから町人文化の中心として栄え、五街道の起点として各地の人やもの、文化を受け入れてきたまちです。Stapleは、そんな日本橋を、さまざまなローカルと都市が交わる拠点として捉えています。各地で出会った人やもの、文化を日本橋へつなぎ、ここで生まれた新たな出会いや関係を、また別の土地へとつないでいきます。
Setoda
瀬戸田
SOIL Setoda, Minatoya, Kankitsu stand, and more
「住みたいまち、しおまち」
瀬戸田で、私たちが地域の方々と共有してきた言葉です。2017年にこの島と出会ったStapleは、「瀬戸田をグローバルマップに載せる」ことを掲げ、2019年のワークショップから歩み始めました。SOIL Setodaや映画祭、マラソンを通じて目指してきたのは、訪れた人が「いつかここに住みたい」と思うまちづくり。今後もStapleは生活者の一人として、教育や福祉など観光の枠を超え、「住み続けたい」と思える日常を育てていきます。
Nagatoyumoto
長門湯本
SOIL Nagatoyumoto, Tane, and more
「ひとつの湯から、人とまちの関係がひろがっていく」
長門湯本には、訪れた人がいつの間にかこのまちに関わりたくなってしまう魅力があります。その背景にあるのは、公民が連携し、地域の人たち自身が長い時間をかけて、「恩湯」を中心にまちを丁寧に育ててきたこと。そんな恩湯では、地域の人と旅人が自然に交わり、大人も子どもも同じ湯を囲む風景があります。Stapleは、そうした日々の営みや、山口の自然と向き合う生産者に触れることで、本来の豊かさに気づく時間をつくりたい。そして、旅人がただ訪れるだけでなく、この土地に関わり、まちを育てる一人になっていく。そんな滞在を、このまちにつくっていきます。"
Hakodate
函館
Portside Inn Hakodate, Homm and more
「港町は、人が出入りしてこそ元気になる」
函館で、まちの人から聞いた言葉です。古くから北の玄関口として船が行き交い、国内外の人と文化を迎え入れてきた函館。坂の上から見下ろす港、赤レンガの倉庫群、朝市のにぎわいには、いまもその往来の気配が息づいています。けれど、かつての賑わいを知る人ほど、街の静けさに寂しさを感じているのも事実です。Stapleは、旅で訪れる人と、この街で暮らす人が自然に行き交う場所をつくりながら、港町・函館にもう一度、人の流れを取り戻していきます。
Okayama
岡山
A&A Jonatahan Hasegawa, A&A Liam Fuji, C&C, and more
「約束しなくてもC&Cに行けば誰かに会える」
岡山で、まちの人からそんな声を聞くようになりました。旭川が流れ、日本三名園のひとつ・後楽園が佇み、空襲を免れた町並みの地下には、いまも城の石垣が眠る。美術館や公共アートが立ち並び、街を歩けば気のいいローカルと挨拶を交わせる、そんな日常の豊かさも岡山らしさです。晴れの国と呼ばれるほど穏やかな気候は、住む人の人柄までおおらかにしていきます。Stapleは、かつての賑わいを取り戻すようにカルチャーの側面から人々が交わる交差点をつくっていきます。
Akiya
秋谷
Soil work Akiya and more
「秋谷にしかない良さがある」
南葉山と呼ばれることへの悔しさとともに、まちの人から聞いたその言葉が、Stapleの秋谷での出発点になりました。東京からほど近い場所にありながら、三浦半島の山と海に挟まれ、ゆったりとした暮らしが息づく秋谷。立石公園から富士を望む、古くから親しまれてきた景色も、ここでは日常の一部。その日常に惹かれて移り住む人々がいるように、私たちも、この土地ならではの豊かさに心惹かれています。育まれてきた暮らしを大切に、訪れる人とその豊かさを分かち合い、秋谷を秋谷として、国内外へとひらいていきます。
In development
構想・開発が進む地域
みなかみ・豊島・長崎・札幌・淡路島。構想・開発が進む地域
Minakami
みなかみ
「みなかみに浸かる」
利根川の源流域に位置し、山と川、温泉が暮らしのすぐそばにある、みなかみ。かつて多くの人で賑わった水上温泉街は、いま次の姿へと変わっていく過渡期にあります。Stapleもこのまちに入り、日々まちの人たちと顔を合わせ、話し、ときには一緒に手を動かしながら、その変化の中にいます。山に入り、川に触れ、温泉に浸かり、土地の人と交わる。そんな日々を楽しみながら、みなかみに深く入り込み、人と自然、人とまちの関係を少しずつ育てています。
Nagasaki
長崎
「地層を育む」
海と、その向こう、港を通じて、世界と繋がってきたまち、長崎。海を通じて来たもの、山や島から育つもの、人々が営んできたもの、それぞれがこの土に根ざし、一つの複層的な歴史の地層をつくってきた。複層的な歴史が消費される中で、本来の営みが時間とともに遠ざかっているかもしれません。けれど、長崎の人が持つおおらかさ、明るさは新しい時代に何ができるか常に問い続けています。 Stapleはこの地層を共に育んでいきたい。場所を通して、農家や漁師、職人が紡いできた営みを繋ぎながら。山手や寺町、繁華街、歩いて届く距離に沈積した多くの層の中で、営みの地層を育んでいきます。
Sapporo
札幌
「音と身体性を共有する」
北の拠点として、加速し続ける札幌。新しいものを受け入れてきたこのまちには、変化が生む魅力と、失われていく景色への寂しさが共存しています。昔を取り戻すことはできなくても、そこにあった営みや記憶に愛情を持ちながら、次へと進むことはできる。国際化が進むいまだからこそ、言葉だけに頼らず、感覚を分かち合える場が大切だと感じています。長く暮らしてきた人も、新しく移り住む人も、国内外から訪れる人も、同じ音に耳を傾け、身体を揺らす。Stapleは、そんな音楽の時間を入り口に、人と人が自然に混ざり合う、これからの札幌の日常を育てていきます。
Awajishima
淡路島
「海と土、その間に」
海と山が近く、食べることやつくることが、土地の営みと素直につながっている淡路島。Stapleはこの島の海辺に、この場所だからこそ生まれる建築をつくっています。海から吹く風、土や植物の香り、火を囲む時間、そこから生まれる食。島の人たちと出会い、その営みに触れるたび、この土地の新しい表情を知っていく。そんな日々を重ねながら、建築も、食も、香りも、ここで過ごす時間も、少しずつ形になっています。島にあるものと、人の感覚がつながる場所をつくっています。
Asakusa
浅草
「日常の息遣いに触れる」
多くの人が訪れ、日本文化を象徴するまち、浅草。そのにぎわいの傍らには、ここで暮らし、商う人たちの日常があります。店を開ける朝の音、ものをつくり、直す職人の手つき、顔なじみが交わすあいさつ。そんな風景に目を向けると、訪れるだけでは気づかなかった「粋(息)遣い」が見えてきます。私たちはこの「粋」という言葉を、さりげない所作や言葉、ものや場所との向き合い方を通して、暮らしを見つめ直すためのもう一つの視点と捉えています。地方か、都心か。そんな括りでは見えてこない、まちに息づくローカリティに触れ、これからの浅草の日常を育てていきます。